今日は現場でラプラスシステムの遠隔監視装置の設定を行いました。
ラプラスのエンジニアに現場に来てもらおうと思うと、忙しいようでかなり先の予約になります。
そのためリモートでラプラスと繋ぎながら設定を行いました。
この方が自分で作業を行う分、安価で且つ現場に合わせた工期に沿って機器設定が可能になります。
この分SmartLoggerやオムロンやエコめがね等、やりなれた遠隔監視機器なら予約無しに自分で設定出来るのになと思いながら今回はお客様の仕様に合わせて施工をさせて頂きました。
1つの敷地で2棟あったためそれぞれを制御かけた仕組みにしてありますが、2件とも午前中で遠隔設定を完了出来ました。
とここまでは順調でしたが最後に表示モニターの設定でハマりました・・・。
1棟側の遠隔モニタが表示されません。
前提として、今回の仕組みはラプラスのソーラーリンクゼロ設置位置から表示モニタまでがほぼ100mでした。
HDMIケーブルは50mまでしかないため、HDMIエクステンダを利用してモニタまでの配線をLANケーブルに置き換える方法で設計しました。
ラプラスシステムにもサポートをしてもらいつつ、1つずつ原因を追究しました。
こういった場合、一番配線が疑わしいです.
エクステンダーに繋ぐHDMIケーブルは既製品のため不具合はあまり考えられませんでした。
次にエクステンダーの受信機と送信機側のLANケーブルですが、LANチェッカーではLANケーブルは問題無さそうでした。
そのため機器を疑いました。
2棟あるうちのもう1棟側の表示は映っているため、映っている側のエクステンダーは正常です。
そのため映っている側のエクステンダーと映らない側のエクステンダーを入れ替えました。
それでもやはり症状が変わらず。機器不良の疑いは無くなりました。
機器不良であればここで原因特定出来たのですが・・・。
そうなると疑う個所は配線しかなく、HDMIケーブルを入れ替えたり、またそれも受信機側と送信機側でそれぞれ入れ替えたり思い浮かぶ方法を出来る限り試しました。
モニタは建物内1階にあり、遠隔監視装置は3階建ての屋上にあり、階段とタラップを使用して何度も往復しました。
他にもLANの頭を作り替えたり、1階にあるエクステンダーを外して屋上の遠隔監視機器の近くまで持ってきて市販の短いLANで繋いでみたり。
ここまで来てようやく原因が推測出来ました。
送信機と受信機を近い位置でLANケーブルで接続したところRJ45 Syncの表示が点灯に変わりましたので長距離引いてるLANに不具合があるのでは?と。
距離的な制約なのか、それともLAN配線自体に異常が出ているのか?
今回使用したLANチェッカーは弱電屋さんが使用するプロ向けではありませんでしたのでそこまで特定は出来ませんでしたが、長距離引く中で水が侵入したりしたのかもしれません?
いずれにしても本日のところは推測までで終わりました。
誰かわかる方いればアシストして頂きたいものです・・・。
電気工事はまだまだ奥深いですね。
通信工事もさらに奥が深いと感じた1日でした。
